





長浜盆梅展句会ライブ申し込み受付中!! 平成最後の紅白歌合戦の審査員にも選ばれた俳人・夏井いつ
第68回長浜盆梅展の俳句コンテストの受賞者が決定しました 【特 選 句】 「盆梅てふ影絵の並
長浜盆梅展を対象に魅力ある写真を募集していた「第7回 長浜盆梅展フォトコンテスト」の受賞者が決定しま
第68回長浜盆梅展が3月10日(日)に閉幕しました。 期間中、大勢の方々が盆梅の花と香りをお楽

全国からプリント部門・デジタル部門合わせて327名 739点もの作品が集まり
厳正な審査のもと、受賞作品が決定しました。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
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盆梅展の終了は、次回の盆梅展のスタートでもある。
今年、お客様に鑑賞された盆梅を、管理圃場へ移す作業から始まる。一鉢ずつ、竹やロープで厳重に補強し、会場外へ運び出すのだが、大きい盆梅では15人がかりの大仕事である。

お客様から「盆梅は展示が終わると、畑に戻して管理するのですか?」と聞かれることがある。
樹勢が弱くなった木は、地植えにして回復をさせることもあるが、基本的には一年中鉢で管理を行っている。鉢で管理している盆梅も、約3年に一度、鉢から鉢へと植え替えを行う。それは、長年同じ土に植えられていると、土が固くなって水はけが悪くなったり、根が長くなり過ぎて水はけが悪くなるからである。植え替えのタイミングは、盆梅一つ一つの様子を見て判断する。
植え替えの際、最も重要な要素が土である。盆梅に用いる土は、水持ちや水捌け、肥料持ちが良くなければいけない。そのため、材料となる赤玉土と砂の配合、砂粒の大小の配合など、十分考慮して植え替えを行っている。

植え替え同様、移植も梅の木には大切な作業である。移植は、盆梅デビュー前の地面に植えられている梅の木を、3〜5年に一度、地面から掘り起こして、根を縮め、再び地面に植える作業である。通常、梅の木は、盆梅デビューするまでに約10〜20年の歳月がかかる。この間、数回にわたり、移植が行われる。落葉する11月末から根の動き出す2月までに行う作業である。

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ともいわれるように、梅は美しい枝ぶりを保つためには、剪定が欠かせない。梅の花は、翌年に同じ枝に咲くことはない。咲き終わった後の枝をそのままにしておくと、翌年新芽は出るものの、樹形が崩れる。そのために剪定を行い、形を整えていく。その方法は、枝の根元から花の咲いていたところを2カ所ほど残して切っていく。長浜盆梅展では、展示の終わった盆梅から、剪定作業をおこなっている。

盆梅の育成には肥料や消毒も欠かせない。
月に1回、4月から6月と9月、10月の合計5回肥料を与える。美しい花を咲かせるためには、木が十分な力を蓄える必要があるのだ。また、月に1回、病害虫の予防のために消毒を欠かすことができない。


水やりの回数や量、時間帯は季節によって変化する。通常、水やりは朝方におこなうが、夏場には朝と昼の2回、気温の高い時期などは葉が焼けるのを防ぐために、夕方葉に水を掛けることもある。冬場は2〜3日に一度、盆梅の状態を見ながら水量を決めてから水をやる。基本的な水やりが最も大切で、かつ難しい作業である。

紗掛けとは、ネットを掛ける作業のこと。鉢植えの梅は、4月から5月にかけて遅霜から新芽を守るためにネットを掛ける。また、7月の梅雨明けから9月にかけては、直射日光を避けるため、遮光ネットで葉を保護する。

花が咲き終わって伸びた新しい枝を適当な長さに整える。新芽が約15㎝ほど伸びて葉が10枚程度ついた箇所で、指で新芽の先を摘む。盆梅の形を概ね整えていく作業である。

12月中旬、いよいよ盆梅展準備のため搬入が始まる。大きいもので高さ3m近く、重さ750㎏ほどある盆梅を一鉢ずつ抱えて搬入するため、30人余りの大仕事である。鴨居に枝が触れて折れないよう、花芽を落とさないよう細心の注意を払わなければいけない。
期間中も開花に合わせ、早咲きから遅咲きまでローテーションで搬出・搬入を繰り返し、展示していく。

1月〜3月の期間中は、展示品の水やり、温度・湿度の管理など会場での作業に加え、展示品の入れ替えや咲き終わったものの剪定を行う。
美しい花が咲いて香りが会場に満ち、多くのお客様が盆梅を愛でられるのを見ると、一年の苦労が報われ、誇らしげに感じることができる。

長浜盆梅展の盆梅を、永く美しく健康に育てあげることもさることながら、盆梅展の新しい顔を探すことも大切な仕事である。わび・さびのある梅の古木・巨木を探し求め東奔西走している。盆梅展のお客様や、近郊・遠方の方から「家にある梅を盆梅展で使わないか」と声を掛けていただくことがあると、直接訪問し、梅の木の状態を見る。お譲りいただくことが決まると、掘り起こして管理圃場へ植え込む。
10年後、20年後の盆梅展が、さらに見応えあるものになり、お客様に喜んでいただけることを願う限りである。



明治20年、明治天皇の京都行幸に際し、当地の富豪・浅見又蔵氏が行在所として建設しました。慶雲館の名は、初代総理大臣の伊藤博文公の命名と伝わっています。
25周年を記念して造られた壮大な庭園は、近代日本庭園の先覚者と呼ばれ、平安神宮の神苑(庭園)など多くの名園を手がけた京都の庭匠、七代目小川治兵衛の作。国の名勝に指定されています。
毎年3月下旬から12月上旬まで一般公開しています。